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英会話スクールボケとは?



「英会話スクールで勉強しているけど実際海外へ行ったら会話が広がらなかった。」 こんな経験をされたことがある方も多いのではないでしょうか? 私はこれを「英会話レッスンボケ」と呼んでいます。 「英会話レッスンボケ」とは、英会話講師のサービスに慣れてしまい、実際の英語のコミュニケーションの際に困ってしまうことを指します。 みなさんは英会話レッスンボケしていませんか?


英会話レッスンでは、最初にアイスブレイキングとして週末の話をします。 その際に講師は細かい質問をしてきます。 「誰と行ったの?」「何を買ったの?」「楽しかった?」など、まるで興味があるように質問攻めにします。 これは講師ならほとんどの方がします。少し厳しい言い方をしてしまうと、興味がなくても質問する、つまり仕事だからなのです 実際に海外の方と会話をする際には、相手は英会話講師ではないので自分から興味を持たせる工夫をしないと興味をもってはくれません。 したがって、英会話レッスンでは講師があなたに話してもらうために意図的に質問していることを認識し、できるだけ自分で相手に興味を持ってもらうように話す必要があります。 英会話レッスン以外のスピーキングでは、相手にしっかり興味を持ってもらうことが大切だと先程お話しました。 相手に興味を持ってもらうために一番簡単な方法は、会話の合間に「問いかける」ことです。具体例をみてみましょう。 従来 A: How was your weekend? 週末はどうでしたか? B: I went to Disneyland. ディズニーランドへ行きました。 A: Who did you go with? 誰と行きましたか? B: I went with my girlfriend. 彼女と一緒に行きました。 質問を入れた場合 B: I went to a special place in Chiba, can you guess? 千葉のある場所へ行きました。当ててみてください? A: Disneyland! ディズニーランド! B: Do you like Disneyland? ディズニーランドは好きですか? A: Yes, of course. もちろんです! 「can you guess?」と相手の意見を聞くことによって相手を会話の中に引き込むことができています。そこから会話が様々なトピックに広がっていくので、この「問いかける」方法はおすすめです。 みなさんに覚えておいていただきたいのは、他人である外国人の方々はみなさんにそこまで興味は持ってくれません。ですから、上記のように自分から話題を振って相手が興味を持って話せるように工夫していきましょう。 英会話講師がいつも興味深々に話を聞いてくれるのはあくまでも仕事だからと覚えておいてください。

私は英会話を教えて20年経ちますが、「英会話レッスンボケ」は学習者だけでなく、我々講師のやり方にも責任はあります。 助けてあげたいという気持ちから、何から何までわからない単語をすぐに教えて丁寧に細かいサポートをしてしまうことによって、学習者がレッスン以外で話せない環境を作ってしまっているのかもしれません。 みなさんもせっかく習っている英会話、実践で使えなければ時間やお金の無駄になってしまいます。是非自分から質問をするように練習してみてくださいね。




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